​うさぎがいっぱい大久野島の魅力

動物に癒されるような旅行がしたいという人も多いと思いますが、うさぎが好きなら広島県にある大久野島がオススメです。
瀬戸内海に浮かぶ周囲4.3キロメートルの小さな島で、定住者のいない無人島ですが、地域の歴史や自然を紹介するビジターセンターや、海水浴場、キャンプ場などがあり、何よりもうさぎがたくさんいるため、ゆっくり自然を満喫しながら動物に触れ合いたい人には特に楽しめる島になっています。

大久野島は1929年に旧日本陸軍が毒ガスを製造する工場を設置しており、「地図から消された島」という暗い歴史のある島ですが、戦後GHQによって工場は解体されており、毒ガスは海洋投棄や焼却などによって処理されています。
1934年には瀬戸内海国立公園に指定されてエコツーリズムとして人気を誇っています。
1971年に小学校で飼いきれなくなった8羽のあなうさぎを放したのがきっかけだと言われていますが、現在700羽以上のうさぎが生息しているといわれています。

ビジターセンターや海水浴場などが楽しめるだけではなく、毒ガス資料館があったり、砲台跡や発電所あと、毒ガス貯蔵庫などの当時の面影を見ることもできます。当時の資料を展示することによって毒ガス製造の悲惨さを訴え、呼吸平和を願う場所にもなっています。

動物を見るだけでつまらないのではないか、と思う人もいるかと思いますが、アクティビティもしっかり用意されています。
毎日夜8じからはウミホタル発光観察会が行われており、都会の海では見られない海の生物の発光をスタッフの説明を聞きながら観察することができます。
季節の植物を観察したり、野生のウサギと触れ合いながら楽しめる散歩会、名物である竹を使った竹和紙の紙すき体験なども行えます。
また、ウォーキングコースでは、自然の小径、ふれあいのみち、ふるさとウォーキングと三つのウォーキングコースが用意されており、四季の移り変わりを感じながら自然の生きや地域の歴史に触れ合えるウォーキングを楽しめます。

キャンプ場では、ホテルの敷地内ですので温泉を利用することができ、テントは設営済み、夕食と朝食はバイキングなので気軽に利用することができ、キャンプが初めての人や女性にもオススメとなっています。
また、外で寝ることによってより身近にうさぎを見ることが可能です。
レジャーも充実しているのも嬉しいポイントとなっています。
レンタサイクルや屋外プール、テニスコートなどアウトドアやスポーツ、レジャー施設も充実しているため、動物に興味がない人でも十分に楽しむことができます。

また、料理は瀬戸内海の山海の幸を使ったバイキングとなっています。
こだわりの食材を使った50首里以上の料理は、厳選した旬の素材を使っており日替わりのメニューもあるため、連泊の人でも毎日食事を楽しめます。
バイキングだけではなく宴会コースや瀬戸内海の海の幸、ブランド牛を楽しめる一品料理も注文できます。